出演者紹介

指揮者

art_det_image_14-210x300

大井 剛史 Takeshi Ooi


1974年生まれ。
17歳より指揮法を松尾葉子氏に師事。
東京藝術大学指揮科を卒業後、99年同大学院指揮専攻修了。若杉弘、岩城宏之の各氏に指導を受ける。96年安宅賞受賞。スイス、イタリア各地の夏期講習会においてレヴァイン、マズア、ジェルメッティ、カラプチェフスキーの各氏に指導を受ける。
2000年~2001年、仙台フィルハーモニー管弦楽団副指揮者。2007年~2009年、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団にて研修。
2008年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで第2位入賞。
2009~16年ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉 (現・千葉交響楽団) 常任指揮者、2009~13年山形交響楽団指揮者、2013~17年同正指揮者を歴任。現在、東京佼成ウインドオーケストラ正指揮者。
このほかほとんどの国内主要オーケストラを指揮し、多彩なレパートリーとその誠実な指揮でいずれも高い評価を得ている。
オペラの分野では、在学中より新国立劇場、東京二期会などのオペラ公演で副指揮者を務め、2002年「ペレアスとメリザンド」(ドビュッシー)を指揮しデビュー、以降多くのオペラ作品を指揮するほか、ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」 (バーンスタイン) も指揮。バレエの分野では「ロメオとジュリエット」(プロコフィエフ)などで新国立劇場バレエ団の公演を度々指揮、国内を代表するバレエ団やダンサーが一堂に会した「NHKバレエの饗宴」でも指揮を務めた。さらに、小松原庸子スペイン舞踊団や、野村萬斎、花柳壽輔、井上八千代といった日本舞踊界の名手たちと共演するなど、幅広い舞台芸術分野で活躍している。
東京藝術大学音楽学部器楽科非常勤講師 (吹奏楽)。尚美ミュージックカレッジ専門学校客員教授。

(写真 ©K.Miura)

ソプラノ

86ff549cd3f15df2a386c34e42d7565a

天羽 明惠 Akie Amou


府中市出身。東京芸術大学卒業。文化庁派遣芸術家在外研修員としてドイツに留学。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。ソニア・ノルウェー女王記念第3回国際音楽コンクールに優勝。「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタを指揮ティーレマンで欧州デビューし、ドイツを拠点としてジュネーヴ大劇場、ベルリン・コーミッシェ・オーパー等、ヨーロッパ各地の歌劇場や音楽祭のオペラなど数多く出演。日本では、新国立劇場、サントリーホール・ホールオペラなどへ定期的に登場し、日本の主要なオーケストラの定期公演にもソリストとして出演している。日本ロッシーニ協会運営委員、サントリーホール・オペラアカデミー・ファカルティコーチ。

(写真 ©Akira Muto)

メゾソプラノ

31c1e7ff4c3f1bb83699c6bf6fe7ccce

奥野 恵子 Keiko Okuno


尚美学園大学卒業、東京ミュージック&メディアアーツ尚美ディプロマコース修了。二期会オペラ研修所修了。修了時に優秀賞受賞。これまでに「第九」をはじめ、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」等でソリストを務める。オペラでは、二期会ニューウェーブオペラ ラヴェル『子供と魔法』中国茶碗、とんぼ役、『ジュリアス・シーザー』コルネリア等に出演。2014年にはイタリアのトラエッタフェスティバルにて、トラエッタ「ミゼレーレ」にソリストとして出演した。ヘンデル・フェスティバル・ジャパン(HFJ)室内合唱団、The Songsters、Jスコラーズ各メンバー。二期会会員

テノール

56db2b18b57bf9904dbc4e71e97eebe3

望月 哲也 Tetsuya Mochizuki


東京藝術大学卒業。同大学院修了後、渡欧。ウィーン国立音楽大学にて研鑽を積む。
二期会『皇帝ティトの慈悲』タイトルロールで高い評価を得た他、新国立劇場『魔笛』タミーノ、びわ湖『ワルキューレ』ジークムント、オペラ夏の祭典『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ダーヴィット等主要役で出演。宗教曲の分野でも評価は高く、J.S.バッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、ヴェルディ「レクイエム」、メンデルスゾーン「エリア」等そのレパートリーは40作品以上にもわたり、V.アシュケナージ、小澤征爾等の世界的指揮者とも共演。二期会会員

(写真 ⒸFUKAYA_Yoshinobu auraY2)

バリトン

251ebd4e7eb9f6f46d992226157cc73b

青山 貴 Takashi Aoyama


東京藝術大学大学院修了。二期会オペラスタジオ及び新国立劇場オペラ研修所修了後、渡伊。これまで、二期会『ナブッコ』題名役、日生劇場『セビリアの理髪師』フィガロ、新国立劇場鑑賞教室『トスカ』スカルピア、オペラ夏の祭典『ニュルンベルクのマイスタージンガー』コートナー、びわ湖ホール『ファルスタッフ』及び『さまよえるオランダ人』題名役、『パルジファル』アムフォルタス、『ワルキューレ』ヴォータン、『ラインの黄金』ヴォータン等多くの役を演じる。コンサートでは「第九」や「ドイツ・レクイエム」等のソリストとして活躍。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。二期会会員

合唱団

bosyu

府中「第九」2022合唱団 


府中「第九」の年に毎回募集し、演奏会ごとに結成。府中合唱連盟を中心に、主に府中市民で構成される合唱団。都立府中西高等学校合唱部の協力を得ており、その卒業生が第一線で活躍し、ソリストとして参加している。今回は、メゾソプラノ、テノール、バリトンが、都立府中西高等学校の卒業生である。

管弦楽

CIMG1

府中市民交響楽団 Fuchu Community Symphony Orchestra 


府中市民交響楽団は東京都府中市を拠点とし、年2回の定期演奏会をベースに、ミニクラシックコンサート(室内楽演奏会)、親子のためのファミリーコンサート、府中「第九」への参加など、地域に根ざしたさまざまな活動をしています。2019年に創立40年を迎えました。

合唱指導

h_yamaguchi2

山口 浩史 Hiroshi Yamaguchi


山形県山形市出身、県立山形北高等学校音楽科卒業。東京音楽大学声楽科オペラコース卒業、同大学研究生オペラコース修了。イタリア ローマ・サンタチェチーリア音楽院 室内声楽科のディプロマ取得、最高点を得て修了。 合唱指揮法を故北村協一、声楽を篠崎義昭、Y.ムラーゾヴァ、 S.シルヴェーリ、L.ペトロツェーロの各氏に師事。 カウンターテノールとして、G.F.ヘンデル「メサイア」 G.B.ペルゴレージ「スタバトマーテル」J.S.バッハ「カンタータ 170番」C.オルフ作曲「カルミナ ブラーナ」のテノー ルソロをはじめ、数多くのバロック音楽レパートリーを歌う、また、古典派音楽までにとどまらず、ロマン派音楽から近代音楽までレパートリー は広く、挑戦を続けている。
指揮、合唱指揮も活動の根幹を成し、イタリアでは、ヴェネツィア S.アンジェロ教会、ローマ サンピエトロ大寺院での、夕べのミサの音楽を指揮する。またローマ第三大学合唱団「Coro Roma Tre」にてアシスタントを務める。「日本フィルハーモーニー協会合唱団」「新都民合唱団」「日本橋女性合唱団」「アンジェロ」「楽 楽」「CFC コーラス」「コーロ オルラッチ」「浦安女性合唱団」「東京アカデミッシェカペレ」「TOKYOFM少年合唱団」、混声合唱団「羽ばたく会」他、数多くの合唱団にかかわり、演奏曲への深い解釈と、声楽的テクニックを結びつける指導で、多くの影響を与えている。
府中「第九」2019では300名を越える合唱団の合唱指導において好評を博し、引き続き、府中「第九」2022で熱心な合唱指導をしている。